【親知らず抜歯体験記】抜歯後の苦い・くさい液「滲出液」対策に効果がある市販のうがい薬
こんにちは、スーパーポジティブシングルマザーの吉岡てんぱです。本日は、親知らずを抜歯した際に「やってみてよかったこと」をお話ししていきます。
私、34歳にしてはじめて親知らずの抜歯を体験しました。最初は「思ったより余裕じゃん♪」なんて思っていましたが、親知らず抜歯後数日後に悲劇スタート。そう、抜歯後に傷口からにじみ出る苦い・くさい液「滲出液(しんしゅつえき)」と激痛で仕事もままならないほど苦しみました。
痛みは痛み止めを飲めばよいので共存ができたのですが、特にいやだったのが滲出液!ということで、滲出液に苦しんでいた時期助けてくれた「市販のうがい薬」や手あたり次第やってみた対策の中でよかったことをお話ししていきます。
親知らずを抜歯予定の方も、親知らずを抜歯して「今」苦しんでいる方、ぜひ参考にしてください。
親知らず抜歯のラスボス:苦くてくさい滲出液を駆逐せよ!
親知らずを抜歯した直後は血の味で気持ち悪くなって眠れない夜を過ごすも、翌日の消毒後にはほぼ血の味もしなくなりほっとしました。しかし数日経ったころから抜歯の傷から少しずつ苦い、そしてくさい液体が出てきて眠れなくなってしまったのです。
歯科医院に相談に行けばよかったのですが、親知らずの抜歯でお休みをいただいていたので、なかなか診察時間に通院することができず、懐中電灯で口の中を照らして様子を見ては「膿(うみ)」が出てないかだけチェックして過ごしていました。
というのも、膿が出ている=親知らずの抜歯の傷が化膿していることになるため、その際はすぐに歯科医院にかかるべきだという記事を見たからです。ただ、膿は白く目立ち、さらに発熱等の症状が出るとのこと。
なので、私が感じている苦い液・くさい液は膿ではなく「滲出液」だと判断しました。
親知らずの抜歯後の滲出液がくさいのは汚れが原因
やっと仕事の休みの日、歯科医院に行けました。そこで、とにかく不快なことを伝えるとひとまず抜歯痕の掃除をしましょうと言われました。
親知らずは大きな歯なので、縫っていてもどうしても食べ物のカスが詰まるそうです。なので、抜歯痕の中で食べ物のカスが腐敗し、とてつもなく不快な匂いや味を発してしまうとのこと。
歯科医院では、抜歯痕の中を流水(水なのかな?)で洗い流し、消毒をしてもらいました。さらに、口臭対策でうがい薬の「ネオステリングリーン」を処方してくれました。
実は私、血餅(抜歯痕の中に溜まった血の塊。あらゆる刺激から抜歯痕を守り、傷の治りをよくする)が取れるのが怖くて、やさしくうがいするのが精いっぱいだったのですが、「もう少ししっかりうがいをしてもいいですよ!」と言っていただき、とても気が楽になったことを覚えています。
ちなみに、血餅は抜歯後1週間経過したら、そう簡単には取れないそうです。もし恐る恐るうがいをしているなら、抜歯後1週間以降は今よりも少し強くうがいし(”少し”が重要だったりします。あくまでも自己責任でお願いします!!!)、口の中の清潔度をさらにアップさせましょう。
滲出液対策に市販のうがい薬やタブレットが使える!!
歯科で処方していただいたうがい薬「ネオステリングリーン」を処方されたものの、あっという間に使い切ってしまった私。再度処方してもらいに行こうかとも思ったのですが、なかなか時間が取れない…。なので、2つの市販のうがい薬を購入し、口の中の清潔に貢献してもらいました。
おすすめ1.傷口の消毒にイソジン(明治うがい薬)
イソジンはほんとうにおいしくない!ので、私は親知らずの抜歯痕の消毒用にイソジンを使っていました。※現在の名称は「明治うがい薬」というのも、歯科医院で消毒してもらった際の消毒液の味がイソジンそのものだったからです。
効果があったかはわかりませんが、【歯磨き→うがい→コットンにしみこませたイソジンを傷口に塗る】という使い方をしていたら、なんとなくですが滲出液のにおいが落ち着いた気がしました。※あくまでも個人の感想です
おすすめ2.うがいには新コルゲンうがい薬
ネオステリングリーンはさっぱりした使い心地のうがい薬。なので、市販のうがい薬の中でもミント系のさっぱり感が人気の「新コルゲンうがい薬」を買ってみました。
- 歯磨きの後
- 滲出液のにおいや味が気になったとき
など、けっこう頻繁に使っていましたが、かなり口の中がさっぱりするので本当におすすめしたい商品です。口臭カバーのためにマスクを着用していましたが、マスクの中ににおいがこもることもなくなり、かなり精神的に楽になりました。
【番外編】シタクリアで外出時も快適に
外出時、うがいができない状況下で滲出液のにおいや苦い味が気になってきたときに役立ったのが、口臭対策用タブレット。口臭対策用タブレットはどの商品も効果がありましたが、某歯科衛生士さんがSNSでおすすめしていた「シタクリア」がかなりよかったです。
シタクリアを食べたら3時間くらいは口腔内がスッキリしている感じ。しかも医薬品ではないので好きなタイミングで好きなだけ食べられるので、お守りとしてずっと持ち歩いていました。親知らずの抜歯後のおでかけの必須アイテムです。
就寝中に滲出液で気分が悪くなる…そんなときはコットン
起きているときは「ネオステリングリーン」や市販のうがい薬・口臭対策タブレットで口の中をケアできるのですが、寝ていると、どうしても滲出液がのどに溜まってしまいますよね。私はそのせいで睡眠不足になり、日中もひどい睡魔に襲われてレッドブルが友達になっていました。
今思えば、就寝時も痛みより滲出液の存在の方が何倍もやっかいだったなと思います。
のどに溜まる苦い・くさい滲出液。毎回吐き出しにいくのも面倒。なんとかならないものか?と思ったときにひらめいたのが、「コットンを噛む」という対策方法でした。「コットンを噛めばコットンに滲出液が染みこみきるまでの間は寝れる」という考えです。
するとどうでしょう…滲出液全盛期は2~3時間はまとまって寝れるようになり、全盛期を過ぎたら一晩中目覚めずに寝れました。
しかも、滲出液でコットンがダメになったら、その場で交換すればよし。洗面所に行かない分、再度の入眠効率がかなりよくなりました。ただし、寝相が悪い方の場合、コットンがのどに移動する可能性がなきにしもあらずです。コットンを噛んで寝る場合は自己責任でお願いいたします。
なお、コットンは大きめサイズがおすすめ。たくさん滲出液を吸ってくれるので助かりました。
滲出液と膿の違いだけはしっかり見極めよう
親知らず抜歯後の苦い汁、くさい汁の正体は滲出液であることがほとんど。しかし、万が一膿(のう・うみ)の場合は100%治療が必要なので、早急に歯科医院へ行ってくださいね。滲出液が白っぽいかも?と思った場合も同様。膿が混ざっている可能性が高いので、滲出液の色・におい・粘度は常に気にしておきましょう。
親知らずの抜歯後に出てくる滲出液の特徴は次のとおり。
- さらさら
- 色は無色から茶褐色
- 味は苦い
- くさい(THE・口臭という感じ)
- 日を追うごとに量が減ってくる
一方、膿の特徴は…
- ネバネバしている
- 色は白~黄色
- 味はしょっぱい系
- くさい(硫黄系)
- 日を追うごとに量が増える
- 発熱・頭痛をともうなうことがある
と、似ているようでまったく違います。親知らず抜歯後の傷口は、口の奥にあるため確認が難しいです。「もしかして膿かも?」と思ったら、早めに歯科医院へ行き状況をチェックしてもらいましょう。たとえそれが膿でなくても怒られることはないので(抜歯後は消毒のためだけに何度も来院する方が多いようです)安心してくださいね。
滲出液は本当に気持ち悪いし苦痛でしかありませんが、浸出液の量が一番多かったのは抜歯後1週間くらいだったと思います。その後はどんどん量が減っていくので、上手に対策して乗り越えてください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。