こんにちは。吉岡てんぱです。
息子が学校から帰ってくるなり
「リアル『君の名は。』になるかも!」
と大騒ぎするので、何かと思ったら…。
2018年12月にウィルタネン彗星が地球に最接近するそうですね。
日本からも目で確認できるくらい明るくなることが予想されているとのこと。
実は我が家全員『君の名は。』の大ファン。

ウィルタネン彗星は『君の名は。』に登場する「ティアマト彗星」とはもちろん違いますし(※ティアマト彗星は架空の彗星です)、ウィルタネン彗星が地球に落ちることもほぼ考えられません。
しかし、せっかく息子が興味を持ってくれたので、同じく「彗星」に反応した『君の名は。』ファンのためにも!本日はウィルタネン彗星についてまとめてみました。
わかりやすく解説しているので、最後までおつきあいいただけるとうれしいです。

もくじ
ウィルタネン彗星はまだまだ謎が残る彗星
実はこう見えて(どう見えて?)私、けっこう星が好きな私。

なので少しは星のことはわかります!
というわけで、まずは小学生でもわかりやすいようかみ砕いてウィルタネン彗星について簡単にご紹介しますね。
ウィルタネン彗星とは
ウィルタネン彗星は1948年1月17日にアメリカの天文学者、Carl Alvar Wirtanenが発見した彗星です。
そのため「Wirtanen」→ウィルタネン彗星と名づけられました。
※Wirtanenは「ワータネン」とも表記するため、「ワータネン彗星」と呼ぶこともあります。
2001年12月9日に南米チリにあるヨーロッパ南天(なんてん)天文台にある超大型の展望鏡でウィルタネン彗星を観測。

2003年1月12日にはヨーロッパ宇宙機構が調査機「ロゼッタ」を打ちあげ、2011年にウィルタネン彗星に着陸機を下ろし、表面の物質を採取して持ち帰って分析するという計画がありました。
しかし2002年にロケットの爆発事故があったため、「ロゼッタ」は「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」という別の彗星に着陸機を下ろすことに。

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ウィルタネン彗星が見れる方向
ウィルタネン彗星が地球に最接近するのは、2018年12月16日(日)。
12月13日(木)には太陽に最接近するので、13~16日ごろが見頃になると考えられます。
午後6時ごろに東の空に現れるウィルタネン彗星。
その後、午後10時ごろに南中しゆっくりと西の空へ移動していきます。
ウィルタネン彗星を肉眼で見るのはやや厳しめ
今回たいへん盛り上がっているウィルタネン彗星ですが、実は地球とウィルタネン彗星の距離は約117憶メートル。

と思ってしまいますが、ここ数十年の中ではけっこう近い距離。
ただ空気の澄んだ場所でも、3~4等星くらいの明るさなので、やみくもに夜空を眺めて肉眼で発見!というのはやや難しいかもしれませんね。
きちんとウィルタネン彗星をチェックするためにも、位置情報を確認しておきましょう。
ウィルタネン彗星の位置はサイトでチェック
詳しいウィルタネン彗星の位置は、「アストロアーツ」のサイトなどで公開中。
ウィルタネン彗星が見たいけどイマイチ位置がわからないという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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ウィルタネン彗星は11月~1月まで見れます
実はウィルタネン彗星は流星と異なり、公転しているので肉眼で確認できなくても常に「空のどこか」にあるのです。
ただ、2018年11月~2019年1月ごろまでの間は肉眼でも確認できるくらいの明るさをキープするとのこと。
ウィルタネン彗星の最接近日の気候が悪くても、しばらくはあきらめずに夜空を眺めてみてくださいね。
ウィルタネン彗星が『君の名は。』的展開にはならないけれど…
ウィルタネン彗星の話を聞いて『君の名は。』の展開を少し怖がっていた息子でしたが、ここまで読んでいただけたならわかると売り、ウィルタネン彗星は地球から117億メートルも離れた場所にあるので、『君の名は。』のような展開になることはありません。
ただ、同じくウィルタネン氏が発見した「1950 DA」という小惑星…

これは…!と正直ちょっとびっくりしましたが、2014年時点で、地球に小惑星が衝突する可能性を示す「トリノスケール」がゼロへと変更され、その可能性もなくなりました。
ただ、今後数値が変化する可能性がないわけではありません。
彗星が地球に衝突する可能性派常にゼロではないので、ドキドキしながら彗星たちの動きに注目していきたいものです。
天体観測時は防寒対策を
天体観測は基本的に夜行う人が多いですよね。
しかし12月の夜は非常に気温が下がります。
ベランダや庭で数分だけ星空を見よう!と思っても、しっかり防寒対策をしましょう(意外と星空を見てると時間たつのが早いですし!)。
また子供だけでの天体観測は危険です。
かならずおうちの方と一緒に空を眺めてくださいね。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。