こんにちは、吉岡てんぱです。
基礎代謝を上げ、脂肪燃焼効率をアップさせる【筋トレ】と脂肪燃焼を促す【有酸素運動】を行っていく中で、
「有酸素運動後、体がポカポカしている間は脂肪燃焼効率が高い状態が保たれている」
という話を聞きました。
しかし、暑い夏…有酸素運動後はさっぱりしたくてシャワーを即浴びていた私。
「早くシャワーをあびすぎて(ポカポカが中断されて)脂肪燃焼効率が悪くなっているのでは?」
と不安になり、いろいろ調査していると、やはり有酸素運動後のシャワーでさっぱり”しすぎる”のは脂肪燃焼をストップさせてしまうことがわかりました。
そこで本日は、
- 有酸素運動後におすすめ!脂肪燃焼を止めないシャワー・お風呂の方法
- 誤ったシャワー・お風呂で脂肪燃焼が止まる理由
についてわかりやすくご紹介します。

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【検証】有酸素運動30分で体温が1.1℃高くなった!その後の体温変化も調査
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有酸素運動後は湯舟NG!でもシャワーはOK?
有酸素運動をすると、ポカポカと体が温まります。
このとき、筋肉の温度も上昇しているのですが、筋肉の温度が1~2℃上がる(体温で言うと38~39℃がベスト)と脂肪分解酵素のリパーゼのはたらきが活発に。
しかしシャワーを浴びて筋肉の温度を下げたり上げすぎるとリパーゼのはたらきが低下、脂肪分解がストップしてしまいます。
そうならないためにも、有酸素運動をがんばった後は次の点に注意しながら汗を洗い流しましょう。
有酸素運動後30分はシャワー・入浴をがまん!
涼しい時期やあまり汗が出なかったときは、有酸素運動後30分間シャワーやお風呂を我慢するのがおすすめ。
有酸素運動により上昇した筋肉の温度は、30分くらいかけて平常の温度に戻っていきます。
そのため、可能であれば有酸素運動後30分は汗を拭きながら(汗をかいてエアコンや扇風機に当たると体が冷えてしまうので要注意!)じっと筋肉の温度が下がるのを待ちましょう。
乾いたタオルで汗を拭こう
汗拭きシートや水で濡らしたタオルで体をふくと、体温が低下し筋肉の温度も下がってしまいます。
「30分シャワーやお風呂をがまんする!」と決めたなら、乾いたタオルで汗を拭きとり、体温を維持する努力をしてみましょう。
また、エアコンや扇風機がある場合は濡れたウェアを脱ぎ、乾いたウェアに着替えるのもおすすめ。
無理のない範囲で30分間体温・筋肉の温度を保つ工夫をしてみてくださいね。
30分も待てない!そんな時はぬるめのシャワーを浴びよう
「有酸素運動のあと30分も汗をだらだら流し続けるのは無理!」という場合は、ぬるめのシャワーを浴びましょう。
お湯の温度が調節できるなら、38~39℃に設定するのがおすすめ。
脂肪分解酵素のリパーゼは40℃を超えるとはたらきが弱まるので、熱めのシャワーをあびたり、湯舟につかることは避けましょう。
ぬるめのシャワー&マッサージで脂肪燃焼時間を延長
有酸素運動をやめた後30分くらいは脂肪分解酵素のリパーゼがはたらき、脂肪燃焼が続きます。
「でも、どうせならもっと脂肪燃焼時間を伸ばしたい!」と思ったら、
- 38~39℃のシャワーで体を温め続る(首にシャワーを当て続けると体があたたまりやすいです)
- マッサージで筋肉に刺激を与える
といった方法で筋肉の温度を保ってみましょう。
そうすれば、運動後30分経過しても脂肪燃焼が続きます。
リパーゼが働いている時間を延ばす方法はありますか?
運動をやめてからも筋肉が温まっている間はリパーゼが働き続けるので、筋肉を冷やさないようにマッサージやシャワーなども活用します。
マッサージをするときは、オイルやボディーローションを使うと思いますが、さらに効率よく筋肉の温度を保つには燃焼系のローションを使うのもいいですね。
市販のものならインドエステのマッサージジェルが人気。
トレーニング後の重ダル感がすっきりして、疲労回復効果も期待できます。
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脂肪分解酵素リパーゼは低温にも高温にも弱い
有酸素運動後、脂肪燃焼が効率よく行われる理由は、”脂肪分解酵素リパーゼ”が活性化されるから。
そのリパーゼは、低温になっても高温になってもはたらきが鈍くなるという厄介な特徴を持っています。
(有酸素運動を)長く続けるもう一つの理由は、脂肪分解酵素リパーゼの働きです。これがきちんと働かないと、溜まった体脂肪は使われません。普通の体温から1~2度上がったくらいが、リパーゼが活性化する適温ラインです。
そう、つまり、有酸素運動後に脂肪燃焼効率をしっかり高めたいなら平熱(36~37℃)より1~2℃高い38~39℃の体温(筋肉の温度)を保たなければなりません。
そのために避けたいのが、
- 湯舟に入って体を温める
- 冷水シャワーで体を冷やす
- 40℃以上のシャワーで体を温める
という3点。
夜の入浴前に有酸素運動をする方は、疲れをしっかり取るためにも運動後30分間休んでから湯船につかるほうがいいかもしれませんね。
その30分がもったいない!という場合は、呼吸や脈が速くならない程度のストレッチをするのもおすすめです。
【注意】サウナや岩盤浴でやせるのはまた別の話
「筋肉の温度を38~39℃に保つことで脂肪燃焼効率が上がる」のは、あくまで有酸素運動後の話。
サウナや岩盤浴による”やせ効果”は脂肪分解酵素リパーゼとは別の話(甲状腺ホルモンやヒートショックプロテインなどのはたらき)になるので、サウナや岩盤浴は体温を気にせずしっかり楽しんで大丈夫です。
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【まとめ】有酸素運動後の正しいケアで効率よくダイエットしよう
近年、ダイエットの敵は”過食”でも”運動不足”でもなく、”ストレス”という方も増えています。
そのため、「30分もシャワーを浴びれないなんて無理!」「熱いシャワーしか浴びたくない!」というのなら、そこまで無理して制限しなくてもいいと私は思っています。
(なお、有酸素運動による脂肪分解はリパーゼのはたらき以外でもしっかりと進んでいるので、30分以内に熱い湯船につかってもきちんとダイエット効果はあります)
ただ、ダイエット中は「早く効果を感じたい」と思うもの。
現状のダイエット効果に満足していないなら、ぜひ今回ご紹介した入浴方法を試してみてくださいね。
私も有酸素運動後のシャワーを今日から見直しています。
暑い時期なのでシャワーまでの30分間、しっかり汗が出続けてそれはそれは苦痛でした(笑)。

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