こんにちは、吉岡てんぱです。
ダイエット中「カロリー」「糖質」「脂質」などに気をつけながら、食事の内容を考えている人は多いはず。
しかし!実は塩分量にも注意が必要!
実は塩をとりすぎると太るんです。そして、塩をとらなさすぎても太るんです。

本日も最後までおつきあい、よろしくお願いいたします。
もくじ
塩のとりすぎで太るメカニズム
焼肉に行くと「タレは太るから塩で」食べるのがダイエット中の基本。
なので、私も塩は太らない食材だと思って実はあまり気にしていませんでした。

塩で太るメカニズム1.むくみ
「むくみ」を太ったと考えるかどうかは人それぞれですが、慢性的にむくんでいると足も顔もパンパン。
見た目が変わりますし、体重にも変化が出ます。
というのも、塩分をとりすぎると、細胞の外側にある「細胞外液」の濃度が上昇。
浸透圧によって、細胞の内側にある「細胞内液」がどんどん外にしみ出してしまうのです。
基本的に細胞の内側も外側も塩分(ナトリウム)濃度は一定。0.85%前後の塩分濃度が適正な数値。
しかし細胞内の水分がどんどん細胞の外に出ていくと、細胞は「水分がほしい!」とパニックに。
結果的にのどがかわき、水分を摂取することで状況が落ちつきます。
が、細胞の中も外も塩分濃度を適正値に保つために水分でパンパンに。
そしてその状態はむくみと呼ばれ、顔や足が太って見えるのです。
「だったら塩分をとったあと水分をとらなければいいんじゃない?」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、それでは体内の塩分濃度が保てず、太ること以上の健康被害が懸念されます。

塩で太るメカニズム2.むくむと代謝が落ちる
塩で太るメカニズムにはまだまだ続きがあります!
塩分のとりすぎでむくんでしまった体。
毛細血管からは「血しょう」と呼ばれる水分が滲みだし、その一部がリンパ管に流れ込みます。
リンパ管に流れているのはご存知リンパ液。
リンパ液は酸素や栄養を運ぶ機能もありますが、体内の老廃物を集め流すはたらきもあります。
体内での塩分はまさに「老廃物」!
リンパ液は老廃物を集めるのに忙しくなり、酸素や栄養の運搬が追い付かなくなります。

代謝が悪くなると食事を体内に蓄積する傾向が強くなり、みるみる太ってしまいます。
むくみが気になっているならやはりまずは塩分のとりすぎに注意することが大切です!
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塩を控えすぎるのも太る原因
よしっ!ダイエット中だし塩分を断とう!と思った方もいるかもしれませんね。
しかし。

塩分を控えすぎることで血液中のナトリウム濃度が低下するほか、ミネラル不足に。
そうすると代謝が悪くなったり便秘になったり、ダイエット中の人が恐れている状況に陥ってしまうのです。
つまり、塩分はとりすぎもよくないけれど控えすぎもよくないということ。
適切な塩分量を毎日とることが健康的なダイエットへの第一歩なのです。
2020年改訂!塩分摂取量目標値
実は2015年に発表されている日本人の塩分摂取目標値ですが、2020年に0.5gずつ減る予定になっています。
その結果、2020年からは次のような塩分摂取量目標値になります。
塩分摂取量目標値 | |
18歳以上の男性 | 7.5g未満 |
18歳以上の女性 | 6.5g未満 |
ちなみにWHOでは5g未満を目標値と設定。

日本の食生活では、漬物類や魚介の塩蔵品、みそなど、諸外国よりも塩分が多い食材を使いがち。
普段通りの食生活を送っていると、1日10g以上の塩分をとることもあるようです。
ただ、急に薄い味付けに変えるのも寂しいですよね。

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精製塩(食塩)より天然塩を選ぼう
あなたの家庭では、いつもどんな塩を使っていますか?
実は、サラサラとした塩(精製塩や食塩)よりしっとりとした塩(天然塩)の方が体にやさしいんです。

天然塩の原料となる海水のミネラルバランスは、血液や羊水といった体内でつくられるさまざまな液体のミネラルバランスとほぼ同じ。
ただ、精製塩はナトリウム濃度が極めて高いので、たくさんとりすぎると体内のミネラルバランスが乱れ、代謝の低下や便秘、高血圧などの原因になります。
ダイエット中の調理には、ぜひ天然塩を使ってみてくださいね。
うまみの強さで人気の天然塩
塩と上手につきあいましょう
高血圧と肥満に悩んでいた知人。
塩分を控えすぎて甘い物にはしってしまい、更に10kgほど体重が増えて病院に相談したところ、そこで塩の大切さを聞き、久々に口にした塩はほんの少しなのにおいしくて涙が出たと言います。
塩分を普段からとりすぎていると、味覚がマヒしてしまい、どんどん濃い味好きになってしまいがち。
