こんにちは、吉岡てんぱです。
多肉植物や観葉植物を少しだけ育てたと思ったとき便利なのがダイソーやセリアといった100均のガーデニング用品。
土なども1袋当たりの容量が少ないのでとても便利です。
しかし!
数ある100均の中でもダイソーの土といえば
- 虫(コバエ)がわいた
- キノコが生えてきた
とガーデナーの中でもけっこう悪評が飛び交っています。

そこで本日は100均の中でも「良質な土」の選び方や、なぜダイソーの土に虫やキノコが発生するのか、その原因を解説していきます。
本日も最後までおつきあい、よろしくお願いいたします。
ダイソーの多肉・観葉植物の土に発生するのはコバエ&キノコ
ダイソーの観葉植物の土、多肉植物の土、ともによくない噂が多いですが、実際私もダイソーの観葉植物の土でキノコやコバエが発生する体験をしました。
その時はてっきり我が家の環境が原因と思ったので、土の上にバーグチップを敷いてコバエが卵を産まないようにしたり、乾燥させてキノコが発生しにくいようにしたり…。

我が家の土から発生したもの
- 大量のコバエ
- エノキとしめじを足して2で割ったようなキノコ
- 白いカビのような物体
正直、庭で使っていた土を屋内で使うと同じようなことがありましたが、購入したばかりの土でこれって…あまりよくないですよね。
そこで、なぜダイソーの観葉植物の土や多肉植物の土で虫やキノコが発生するのか、その原因から見ていきましょう。
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ダイソーの多肉・観葉植物の土が「安物」だから虫やキノコが発生するわけじゃない
「100均の安物の土だからキノコが生えてきたんだ…」
そんな声がいくつかSNSで上がっていましたが、100均の土ってそもそも「安物」ではないですよね。
ホームセンターなどでは10L入りの培養土が98円で売られていることもよくあります。
となると、ダイソーやセリアなど100均で販売されている多肉植物や観葉植物の土は多くても3L入り。

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ダイソーの土にキノコが生える原因はバーク堆肥にあり
ダイソーの多肉植物の土・観葉植物の土にはあらかじめ肥料が入っています。
その肥料の役目を果たしているのが「バーク堆肥」。
バーク堆肥は一般的な培養土にも配合されていますし、それ単体でも販売されているメジャーな用土です。
バーク堆肥とは
土をふかふかにしてくれる大切な原材料の1つ。
樹木の皮の部分を発酵させて作っているので、腐葉土の樹木バージョンと考えると想像しやすいのではないでしょうか。
土ではなくバーク堆肥にキノコが生える
ダイソーの多肉植物の土や観葉植物の土を使っていると表面にキノコが生えてくるので、土が悪いと思いがち。

山間部のちょっと湿った場所に行くと、木の幹にキノコが生えているのを見たことはありませんか。
木の幹=樹皮。
そう、樹皮を原料にしたバーク堆肥はキノコが生えやすい要素が揃っているのです。
バーク堆肥にキノコが生える条件
ダイソーの多肉植物の土や観葉植物の土を使っていても、100%キノコが生える!というわけではないですよね。
というのも、バーク堆肥にキノコが生えるのには次の2つの条件が揃う必要があります。
- 土がしっかりと湿っている
- 日当たり・風通しが悪い
つまり、ダイソーの土でキノコが生えてきた!という人たちは、管理方法を変えることできのこの発生を防ぐことが可能ということ。
バーク堆肥入りの培養土にキノコを生えさせないコツ
- 明るくて風通しの良い場所で植物を育てる
- 土が湿っているのに水やりをしない
この2つの対策につきますね。
キノコが生える環境は、植物にとってもあまりよい環境とは言えません。
キノコが生えてきたら管理方法が誤っていると認識し、植物の置き場所を変えましょう。
土に生えたキノコは食べないで
ダイソーの土に限らず、植物の栽培中に生えたキノコは食べてはいけません。
どんなに見た目がかわいくても見つけたら早めに抜き、胞子が拡散しないようビニール袋などに入れて処分しましょう。
キノコが繰り返し生えるなら殺菌剤を撒こう
多肉植物や観葉植物の置き場を変えても繰り返しキノコが生えてしまう場合は、殺菌剤を撒いて対策するのもおすすめ。

その場所を中心に殺菌剤を撒けば、キノコの発生を抑えられますよ。
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ダイソーの土に虫がわく原因は有機質にあり
ダイソーの多肉植物の土や観葉植物の土にキノコが生えるのはバーク堆肥が原因。
ではなぜ虫(コバエ)がわくのか。

有機質とは
培養土に含まれる有機質とはバーク堆肥やピートモスなどのこと。
バーク堆肥は戦術の通り樹木の皮が原料。
ピートモスはミズゴケ、ヤナギやヨシなどが堆積し腐植化した泥炭が原料。
有機質は植物の成長にとてもよい影響を与えるのですが、難点は虫が発生しやすいことです。
いずれも土壌改良材としてはとてもメジャーな用土なのですが、どうしても屋内で使用していると虫の発生は気になりますよね。
発生源が別の場所のことも
観葉植物の周りに虫がいたからと言って、土が原因でないこともあるので要注意。
台所の生ごみや排水口にコバエがわいて、観葉植物のまわりを生活圏にしてしまうこともあります。
台所まわりで匂いがきついなら、まずそちらの掃除をすることから始めてみましょう。
培養土中の有機質に虫がわくのは実はナチュラルな証?
ダイソーの多肉植物の土や観葉植物の土に虫がわくというのはとてもメジャーな話。
ただ虫がそのまま生息している土=熱処理や殺菌剤の散布を行っていないナチュラルな土とも言えるんですよね。
できるだけ自然の状態で植物を育てたい人にとっては、手を加えていない培養土は高品質な土。

植物周りの虫には専用殺虫剤で対策
植物には一般的な殺虫剤は害でしかありません。
なので植物の周りの虫には専用の殺虫剤を使用しましょう。
わいたコバエをキャッチする粘着タイプ
葉っぱの形のプレートを鉢に挿しておくだけで、コバエをしっかりキャッチ。
化学殺虫成分は使っておらずにおいもないので安心です。
虫の発生を抑えるタイプ
植物の鉢の表面に撒くだけでコバエやアブラムシの発生を予防します。
小さじ1杯分でも十分効果があるので、たくさん植物を育てている方にもおすすめ。
余った土はジッパー付き保存袋やペットボトルで密閉保存
ダイソーの土が余ったときは、輪ゴムなどで封をするだけではなく、ジッパー付き保存袋などに入れておくと安心。
外部から虫が侵入することを防ぎ、次に使用するときも土の品質が保てます。

ただし、ペットボトルはよく乾かしてから使ってくださいね。
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キノコや虫が発生しにくい100均培養土の選び方
では最後に、今後はキノコや虫が発生しづらい土を購入するためにも、土の選び方をご紹介しておきます。
特にダイソーの場合、入荷時期によって土の品質がバラバラ。

黒っぽい土ほど有機質が多い
ダイソーなど100均の培養土をはじめ、黒っぽい土は「よい土」とされています。
しかし「よい土」には有機質が多いため、どうしてもキノコや虫が発生しやすい土ということになるんですよね。
化学肥料を使用することに抵抗がない場合、有機質が少ない土でも大丈夫。

袋の内側に水滴がついているものは避ける
ガーデニング用品の需要が低いダイソーでは、多肉植物の土や観葉植物の土のパッケージ内に水滴がついているものたコケが生えてしまっているものを見かけます。
植物を育てる前から多湿状態の土は、キノコ菌のにとっては最高の環境。

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キノコや虫の対策はお早めに
ダイソーの多肉植物の土や観葉植物の土はキノコや虫が発生するからよくないとも聞きますが、正直ホームセンターで購入した培養土でもキノコや虫は発生します。
キノコや虫の発生を予防するには、まず植物が育ちやすい環境を整えることが第一。

キノコや虫が発生したら早めに対策をとり、植物にとって育ちやすい環境づくりを心がけましょう。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。